6期生の集大成として知事報告会へ向け、同期の仲間が定期的に集まり学んだことの共有や、これからの活動について話し合いました。当初はそれぞれの住む地域の課題を洗い出し解決に向けた活動を模索していました。
しかし、私たちの学んだことをまとめていくと「継続することの大切さ」「青森を知っているつもりだった」という2つのことにたどり着きました。

課題を解決するといった堅苦しいことは一旦置いておき、継続できる楽しさ、青森を知ったかぶるのではなく、見る・聞く・触れるなどの原体験を通じて語れるくらい知りたい。さらにプラスして熱を通じて出会ったこの仲間が定期的に集まれる機会にしたいという結論に至りました。

「A(青森県民が) A(青森のために) A(青森を) A(愛します)」というキャッチフレーズが決まり頭文字のA4つを「A-for(エーフォー)」とし、青森の新たなる発見と仲間と共に新たな仲間を作る旅「A-for」は生まれました。青森各地に赴き、見て、聞いて、触れて、食べて、話して、体験して、志を持った人たちと出会う活動を知事報告会で発表しました。

ただの青森観光で終わることがないよう、訪問先の地域で活動する人たちと繋がり、独自のネットワークを構築し、人と人、活動と活動を紡ぐハブになるための活動になることを活動の軸にしています。

これまで、七戸町、黒石市、むつ市、今別町、八戸市、南部町、青森市浅虫と旅を続けてきました。訪問先で出会った団体とそれぞれが繋がりを持ち、仕事やまちづくり活動に活かされています。

むつ市訪問時には宮下市長にもお越しいただいたこともあり、天明塾長より今後の活動を加速させるためにも法人化し公的な方をどんどん巻き込んでみては?というお話をいただき法人化の検討をしたこともあります。

これからのA-forのビジョンとして、本来の目的である「継続のために自分たちが一番楽しむ」と「知っているつもりだった青森を知る」という軸がブレないことをモットーに、地域の課題を解決するといった大義名分を掲げるのではなく、自分たちが楽しみたいときに活動するというスタンスを貰いていきます。